Yarnとはを簡単に
Yarn公式ドキュメント (opens new window)を基に書いているので詳しく知りたい方はそっちまで
# Yarnとは
Yarnは、npmと同一のパッケージを管理するパッケージ管理ツールです。
基本的にnpmと同じ使い方ができますが、Yarnならではの便利な機能も存在します。
# Yarnを使うメリット
# 超高速
オフラインキャッシュという機能で、一度インストールされたパッケージはローカルにコピーが作られます。
そうすることで再度インストールを行う際はローカルのパッケージを利用するので「超高速」になるわけです。
また、処理を並列化しインストールを行うようなので通常のインストール時間も高速なようです。
# npmには無い便利なコマンド
Yarnには、npmには無い便利なコマンドが用意されています。
(以下で一部紹介します)
# Yarn CLI
# よく使うやつ
YarnのCLIツールで特によく使われるのは以下のコマンドだと思います。
- yarn install
- yarn add
- yarn run
- yarn upgrade
# yarn install
yarn install
package.jsonファイルを基にすべての依存関係をインストールします。
git clone後のnpm installのように、package.jsonからモジュールをインストールしたいときに使います。
また、yarnのみを入力するとyarn install扱いになります。
# yarn add
yarn add <package>
現在のプロジェクトに、新しくパッケージを追加したい時に使います。
yarn addでパッケージを追加することでpackage.jsonに書かれた依存関係が更新されます。
# yarn run
yarn run <script> <args>
npmと同様にpackage.jsonのscript項に記載されたコマンドを指定することで実行できます。
また、npmには無い機能としてnode_modules/.bin/内のコマンドを直接指定できるというものがあります。
# yarn upgrade
yarn upgrade <package>
パッケージのアップデートを行います。
アップデートされるバージョンは、package@versionで自分で指定する場合、もしくはpackage.jsonで指定されている範囲から最新のバージョンをインストールされます。